個人型確定拠出年金(iDeCo)

確定拠出年金(iDeCo)のスイッチングとは?手数料も解説!

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個人型確定拠出年金(ideco)は、拠出金で様々な投資商品を運用可能ですが、拠出金で運用する商品を実は途中で変えることが可能な機能があり、それが「配分変更」と「スイッチング」です。

本記事では、スイッチングについて説明します。

スイッチングとは?

スイッチングとは、これまでに積み立ててきた資産の商品構成を変更することです。

例えば商品Aという資産を100万円分、商品Bという資産を100万円分持っていたとします。

商品Aの一部である50万円分を売却し、得られた50万円で商品Cを買うことをスイッチングといいます。

またスイッチングする際の商品の売却及び購入には、それぞれに数日かかりますので、スイッチングには日数がかかることを注意しなければいけません。

配分変更との違い

スイッチングとよく似ている制度で配分変更というのがあります。

配分変更は毎月の拠出金で買い付ける運用商品の比率を変更することをいいます。

例えば商品Aを毎月1万円、商品Bを毎月1万円買っていたとして、翌月以降に商品Aを5,000円、商品Bを15,000円購入するように変更することを配分変更といいます。

配分変更は、年齢や運用環境の変化によって、リスク・リターンの大きい運用から小さい運用(あるいはその逆)に変更したい場合などに実施します。

スイッチングの手数料は?

スイッチングに手数料がかかるかという疑問がありますが、スイッチング自体には手数料がかかりません。

しかし、一部の信託財産留保額(売却時手数料)が設定されている投資信託を売却する場合には、売却金額から手数料が差し引かれます。

つまり、保有している投資信託によっては売却時手数料がかかってしまうということです。

スイッチングを行うタイミングは?

スイッチングは基本的に運用している商品が環境に適さなくなった場合や、利益を確保するために元本保証の商品の比率を上げることを目的として行う場合が多いです。

例えば、新興国を中心とした商品に投資をしていた際に、戦争等の経済的なリスクが生じた場合には、安全資産への変更が有効です。

また、確定拠出年金は老後の資産形成を目的としたものなので、例えば自身が50歳を超えてきた場合等は、資産を増やすことよりも守ることが重要となります。

その場合、元本保証型の商品に変更することで、今まで取得してきた利益を守り、安心して老後に資産を受け取ることが可能です。

まとめ

スイッチングは資産の商品構成を変更することが可能で、これまでに得た利益を守るためや資産を失うリスクを回避するためにも重要な制度です。

スイッチングをしっかり理解して、安心した老後の生活を送れるよう、適切な資産運用を行っていきましょう。

個人型確定拠出年金(通称iDeCo)は、日本の年金制度の1つでありながら、他の年金とは一線を画すものです。

個人型確定拠出年金に関して知りたい方は、こちらの記事をご参照ください。

個人型確定拠出年金 (iDeCo)

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