みなさんトルコリラについてはご存知ですか?
トルコリラとはトルコの通貨のことなのですが、実はトルコリラは非常に高金利の通貨で投資に向いている通貨です。
本記事ではこのトルコリラを用いた投資法について説明します。
トルコリラ円のスワップポイント
トルコは政策金利が非常に高く設定されており、日本との金利差は、なんと7.9%もあります。(2017年4月時)
この金利差があることから、高金利の通貨を買う、即ち「トルコリラ/円を買う」ことで、両国間の金利差額を得ることができます。
これを「スワップポイント」と呼んでおり、トルコリラ/円を買うことで毎日高額なスワップポイントを得ることが出来ます。
では実際、スワップポイントはどのくらいもらえるのでしょうか?
トルコリラ/円のスワップポイントは利用するFX会社や時期にもよりますが、1万通貨で1日100円前後得ることができます。(2017年9月)
即ち、1万通貨買って保有し続けると、10日で1000円、1ヶ月で3000円、1年で36000円のスワップポイントを受け取る事が出来る計算です。
運用上の注意点
上記の話だけ聞くと、トルコリラ円は非常にお得だと思われがちですが、いくつかデメリットも存在します。
トルコリラ/円を買って保有する場合は、スワップポイントを得ることが出来ます。
しかし、逆の場合であるトルコリラ/円の売りポジションを持つと、差額を支払うことになるためご注意ください。
よって、トルコリラを運用する場合は、基本的に買いポジションのみを持つことをおすすめします。
また、トルコリラは主要国通貨に比べて流動性が低いため、値動きが荒くなることがあります。
さらに、国の情勢が非常に不安定であることから、「政局不安リスク」「資金流出リスク」「地政学的リスク」も存在しており、想定外の損失を被る可能性があります。
このデメリットを聞くと、トルコリラは非常に危険じゃないかと思うかもしれません。
しかし、注意して運用することで、これらのリスクを最低限に抑えると自動的に稼ぐことが可能であるため、非常に優秀な運用商品となります。
まず、注意点として、スワップポイントを目的とした運用は長期運用することが前提としてあります。
よって、この場合最も警戒しなければいけないのが、ロスカットによる強制決済です。
ロスカットとは、含み損が大きくなりすぎた場合に自動的に行われる強制決済のことです。
ロスカットが行われるときは、含み損が大きくなりすぎて、あらかじめ設定されているロスカットレベル(必要証拠金維持率)を下回った場合です。
ロスカットされないように運用するためには、レバレッジを低く抑えつつ運用することが重要です。
即ち、比較的余裕のある口座資金で少ない取引量を運用することが重要です。
例えば、口座資金が100万円、レバレッジを2倍で運用すると仮定すると、現在の買いレートである31.555で計算すると、6.3万トルコリラ買える計算です。
これを現在のスワップポイントレートである1万通貨当たりの1日で得られるスワップポイントを98円で計算すると、1年で224733 円分のスワップポイントを得ることが出来ます。
1年で約22万円得られるのは非常に魅力的ですよね?
ここで重要なのは、このレバレッジで運用すると、運用開始時点ではトルコリラが16.981円まで下落しない限りはロスカットされません。
さらに1年後の時点では、スワップポイント分が加算されているので、13.414 円まで下落しない限りはロスカットされない計算です。
現在、トルコリラは歴史的に低いレートで推移しているので、これ以上下がることはなかなか考えづらいですが、上述したように、リスクがあることは事実です。
よって、余裕のある資金で運用することが最も重要で、最低でもトルコリラが20円くらいまで下落しても耐えられる口座資金を用意しましょう。
トルコリラの運用の計算については、こちらのページを参照頂くとわかりやすいです。
トルコリラ/円長期投資シミュレータ
おすすめのFX会社
トルコリラを運用するうえでおすすめのFX会社はやはりスワップポイントを多く得られるところになります。
管理人は外為どっとコムというFX会社でトルコリラを運用しています。
外為どっとコム
理由としては、昔はスワップポイントが非常に高かったためです。
また、スワップポイントの振替が可能であり、スワップポイントのみを引き落とすことが可能であることも魅力です。
しかし、これから新しく始める方は以下のヒロセ通商というFX会社をおすすめします。
理由は、外為どっとコムよりもスワップポイントが安定的に高いからです。
管理人も落ち着いたら口座を入れ替えようと考えています。
まとめ
トルコリラの運用についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
運用について最も重要なのは、余裕をもった資金で少額運用です。
特に初心者は上記を徹底するだけでも、FX市場からの退出率がかなり減少すると考えています。
ロスカットされると元も子もありませんからね。
本ブログでは、管理人azuの実際の運用実績を随時公開していきますので、そちらもご参考ください。